国立六大学連携コンソーシアムは11月26日、中国卓越大学連盟（Excellence 9）と淡路島宣言を締結しました。国立六大学連携コンソーシアム国際連携機構を代表して、岡山大学の槇野博史学長と中国卓越大学連盟の日本担当責任者である郭東明（グオドンミン）大連理工大学学長が宣言に署名しました。
調印式は、淡路島で行われた第5回日中教育交流会に併せて開催され、中華人民共和国駐日本国大使館の程永華（チョンヨンホワ）大使、中華人民共和国駐大阪総領事館の李天然（リティンラン）総領事、兵庫県の金澤和夫副知事、文部科学省高等教育局高等教育企画課国際企画室の南哲人室長、中国卓越大学連盟、国立六大学、日中の教育関係者ら約320人が出席しました。
国立六大学連携コンソーシアムと中国卓越大学連盟は、2016年11月に国際交流協定を締結。日中平和友好条約締結40周年の記念の年に合わせて、さらなる交流の拡大を目指して淡路島宣言を締結しました。
また、午後には日中大学学長フォーラム、日中医学フォーラムおよび日中教育交流会が行われ、それぞれの観点から日中の学術交流について意見交換しました。

●中国卓越大学連盟（Excellence 9）
中華人民共和国工業情報化部と教育部が直轄する985工程の重点大学のうち、理工系を中心とした研究型総合大学9校（ハルビン工業大学、大連理工大学、北京理工大学、天津大学、同済大学、東南大学、重慶大学、西北工業大学、華南理工大学）からなる連盟です。卓越した人材の育成を核として、新たな教育制度やモデルの共同推進、学部生・大学院生の共同育成、国際連携や交流、資源の共有、産学研究や協働などの連携・協力を推進するため、2010年に設立されました。

淡路島宣言署名の様子