2021/11/15
「第七回岡山杯日本語スピーチコンテスト」をオンラインで開催

岡山大学は10月29日、オンラインで中国と国立六大学(千葉大学、新潟大学、金沢大学、岡山大学、長崎大学、熊本大学)を繋ぎ、「第七回岡山杯日本語スピーチコンテスト」を開催しました。
スピーチコンテストは中国東北三省(黒竜江省・吉林省・遼寧省)の大学で日本語を学習する学生への支援と、日中の大学の連携強化を狙いとして、国立六大学国際連携機構、在瀋陽日本国総領事館、日本学術振興会北京研究連絡センターの協力を得て、2014年から毎年中国で実施しています。昨年度は新型コロナウィルス感染症の影響によりやむを得ず休止となりましたが、今年度は関係機関の協力を得てオンラインで開催しました。
当日は、東北師範大学(中国・吉林省長春市)の学生ボランティアやスタッフが運営をサポート。同大学国際合作交流処の張景萍処長が来賓として出席しました。
幅広い日本語学習者が参加できるよう、スピーチ部門に加え、朗読部門を新設した今回は12校から48人が応募。動画による第一次審査で選抜された各部門5人の計10人の学生が、オンラインで参加した東北三省及び国立六大学の聴衆の前でスピーチを行いました。
審査委員は、在瀋陽日本国総領事館の片江学巳総領事のほか、岡山大学の鈴木孝義国際担当副学長、国立六大学から出席した教員らが担当。厳正な審査を行い、スピーチ部門の最優秀賞に大連外国語大学の張志斌(チョウシヒン)さん、朗読部門の最優秀賞に大連外国語大学の劉思雨(リュウシウ)さんが選ばれ、岡山大学からの副賞として同大学への研修旅行を贈呈しました。また、特別賞として在瀋陽日本国総領事館から総領事賞に、大連理工大学の林媚(リンビ)さんが選ばれ、片江総領事から授与されました。
岡山大学は今後も、中国東北地区の大学との30数年にわたる交流に基づき、同大学および国立六大学と中国東北地区の大学との学術交流を促進し、日中友好の架け橋となる人材を育成していきます。

○ 国立六大学国際連携機構
国立六大学連携コンソーシアムに設置された、国立六大学間の国際的活動の連携・協力を推進する機構。岡山大学の鈴木孝義副学長(国際担当)が機構長を務めています。

○ 国立六大学連携コンソーシアム
国立六大学が、自主自立を尊重しつつ連携して、教育・学術研究・社会貢献等の機能を一層強化し、グローバル社会をリードする人材育成の推進と学術研究を高度化することを目的として、平成25年3月に設立されました。

【本件問い合わせ】
岡山大学 国際部国際企画課
TEL:086-251-7036

 

鈴木副学長(中央)とスピーチコンテスト参加者らの集合写真

スピーチ部門最優秀賞を受賞した張さん(左)と朗読部門最優秀賞を受賞した劉さん

片江総領事から総領事賞を授与される林さん(右)

東北師範大学国際合作交流処張景萍処長による来賓あいさつ