岡山大学は3月18日、文部科学省に採択されている「スーパーグローバル大学創成支援事業」の一環として、タイでAcademicセミナーを開催しました。国立六大学(国立六大学国際連携機構)の協力のもと、アセアン大学連合(AUN:ASEAN University Network)との共催により実施しました。
アセアン地域の30の大学が加盟するAUNが事務局を置くチュラロンコン大学で実施。AUN事務局のCholtis Dhirathiti事務局長による開会あいさつの後、国立六大学の教員が文系・理系から1人ずつ、日本の大学における大学院での講義をセミナー形式で紹介。日本への留学経験者3人が経験談を披露し、参加者からの質疑に対応しました。
セミナーと並行して、国立六大学の個別留学相談ブース、国際交流基金および独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)の活動紹介・相談ブースを設置。日本留学を希望する現地学生が、日本への留学およびその後のキャリアパスまでをイメージできるよう情報提供を行い、現地大学生および関係者など70人が参加しました。
またAUN側からの提案により、セミナーに併せてAUNと国立六大学とで、2020年にAUNと国立六大学の連携により金沢大学で開催される「ASEAN+3 Rectors’ Conference」のプレ会合の場を設け、会合のテーマや会合を充実させるための方策について、活発な議論が交わされました。
国立六大学国際連携機構は、2015年にASEAN+3のメンバー校となり、AUNとのアライアンス間連携の取組みを進めています。2017年8月には国立六大学バンコク事務所を開所しており、今後もAUNや現地大学と協力し、日本の大学のプレゼンスを高めるとともに、日本留学の促進とグローバル人材の養成を推進していきます。
<セミナー内容>
Seminar 1
岡山大学 医歯薬学総合研究科 竹居孝二 教授
Cell shape: When cell changes its shape, what’s going on inside?
Seminar 2
金沢大学 人間社会環境研究科 西本陽一 教授
Study of Intangible Cultural Heritages: Case of Aenokoto Ritual in Japan
●ASEAN大学連合
1992年第4回のASEANサミットの提案により、1995年に設立された国際大学連合。2013年、国立六大学連携コンソーシアムはASEAN大学連合とパートナーシップ協定を締結し、学生交流の活発化や国立六大学の国際化に取り組んでいます。
●ASEAN+3
地域交流の緊密な東南アジア諸国連合(ASEAN)と日本・韓国・中国で協力していく枠組みのことです。
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