2022/04/15
国立六大学連携コンソーシアムとアセアン大学連合の共催による異文化交流プログラム「ASEAN-Japan Virtual Cultural Exchange Programme 2022」をオンラインで開催

3月1日~3日の3日間、アセアン大学連合(AUN:ASEAN University Network)と国立六大学連携コンソーシアム(千葉大学、新潟大学、金沢大学、岡山大学、長崎大学、熊本大学による大学コンソーシアム)との共催により、AUN加盟大学及び国立六大学の学生が一緒に様々なアクテビティを行いながら、異文化への理解を深め、コミュニケーションスキルの向上を目指すオンラインの交流プログラムを開催し、AUN、国立六大学の加盟大学から64名の学生が参加しました。
3月1日に行われた開講式では、AUNのCholtis Dhirathiti事務局長とともに、国立六大学国際連携機構長を務める岡山大学の鈴木副学長があいさつし、「3日間の活動を通じて、是非、自ら積極的に考え、発話し、普段はなかなか触れ合うことのない、国籍やバックグラウンドが異なる学生と、お互いを理解・尊重しながら、交流を図ってください。今日から始まるプログラムが、皆さんにとって、自国のアイデンティティ、多文化共生、持続的発展について、能動的に考える機会となるとともに、異文化間の交流で友好を深めてくれることを願っています。」と、参加した学生たちを激励しました。
実際のプログラムでは、文化の多様性についての専門家による講義や、Gather. Town(アバターを通して実生活のようにコミュニケーションができるオンラインビデオ電話サービス)を使用してのミュージアムツアーやトレジャーハント、また5つのグループに分かれASEANの魅力的なスポットへのツアーを企画・プレゼンテーションするグループワーク、タイの伝統工芸品であるPla Ta Pian(魚の形のモビール)を作成するワークショップ等が行われました。
AUNと国立六大学はパートナーシップ協定の締結に基づいて、サマープログラムやスプリングプログラム等の学生交流、アカデミックセミナーの共催等、10年近く、活発な交流を行ってきました。今後も、加盟大学等と連携し、学生交流・研究交流を推進していきます。

<プログラムに参加した岡山大学グローバル・ディスカバリー・プログラム1年生 Chok Jia Xuanさんのコメント>

私にとってこの3日間は、まさに目から鱗が落ちるような楽しい経験の連続で、時間を忘れるほど没頭しました。バーチャルミュージアムツアー、異文化交流ディナー、Pla Ta Pianのワークショップ等、ASEANの様々な文化について、ユニークでインタラクティブな方法で学ぶことができました。プログラムを運営していたAUNのスタッフは、とても親切で、エネルギッシュで、彼らのおかげで、快適でリラックスした雰囲気の中でプログラムを楽しむことができました。また、参加学生の皆さんも驚くほど積極的で親しみやすかったです。私がこのイベントで一番気に入ったのは、様々な国の人と出会い、話し、一緒に作業できたことです。正直なところ、こんなにオンラインプログラムを楽しめると思っていませんでした。大げさではなく、この交換プログラムは今まで参加したオンラインイベントの中で、最高のイベントでした。

Gather.Town上での交流の様子

グループワークでのプレゼンテーションの様子

ワークショップで作った作品を共有する参加学生