国立六大学国際連携機構（千葉、新潟、金沢、岡山、長崎、熊本大学）は8月28日、タイ王国のマヒドン大学でASEAN大学連合(AUN)とライフサイエンス分野のサマーセミナーを開催しました。
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科の二宮善文教授ら六大学の医学・看護系教員6人が、学生や教職員を対象にアジア型糖尿病の分子構造や高齢者の口腔ケアの重要性などについて講演。同じ専門分野のマヒドン大学教員も研究成果を発表し、学術や学生交流の推進に関するディスカッションを行いました。マヒドン大学病院や医学博物館・医学ライブラリーの視察も行われ、日本とタイの研究者らが交流を深めました。
国立六大学国際連携機構は六大学が連携し、国際的な活動を推進しようと今年4月発足。今年度は、特にASEAN諸国をターゲットに各種事業を展開しており、本セミナーもその一環。今後は、ライフサイエンス分野における短期学生交流プログラムの実施や今冬にバンコクで開催される医学教育セミナーへの参加など、医療分野における交流に力を入れるとともに、社会系、工学系、環境系など他分野においても活動する予定です。

熱心に聴講する参加者

講演を行う二宮教授